いつもと違う腰痛は、どうしたらいい?
皆様、こんにちは。
京都の鍼灸院、けいらく鍼灸院 泰楽の院長、鍼灸師の勝田です。
先日、僕が開業する前から治療を担当させていただいている患者様がいつもと違う腰痛で来院されました。
なんでも数日前から急に腰が痛みだしたと言うことで、ご予約をいただいていた日まで自分なりに対処をしてご来院いただきました。
起床時に痛みを感じて、ベッドから起き上がるのも激痛が走るような状態でした。
その日と翌日は、ベッドから何とか起き上がっても歩くのも億劫になるほどの痛みで横になっていたとのことでした。
この患者様は、もともと腰痛をお持ちですので温めると腰痛が楽になることを知っておられるので、いつもより念入りに体を温めるためにお風呂に浸かり、湿布を貼っておられました。
ですが、いつもと違って思ったよりも症状が安定しない。
自覚としては、一番痛かった時に比べて100→80くらいで、2割程度良くなったかなぁって感じだそうです。
痛みの変化を患者様自身の自覚として数値化してもらうことがあるのですが、2割程度の変化は、あまり参考にしないようにしています。
それは、「なんとなくよくなったかぁ?」とか「なんか体が動きやすくなってる気がする」といったように明確に変化しているといえない程度のものは、患者様によっては全然楽になっていなくても少し少なめに評価してしまう人が多いからです。
全体的に3分の1(約3割程度)くらい痛みが取れてくると明確な変化として「だいぶ楽になりました」と言う患者様の言葉に変化していきます。
2分の1(5割程度)くらいに痛みが取れてくると「もう一息良くなれば、いつも通りです」に変化して、3分の2(約7割程度)くらい痛みが取れると「もう大丈夫かぁ」と言われるようになってきます。
少し余談になりましたが、話を戻して、この患者様の症状は…。
いつもの慢性腰痛ではなく、寒さが原因となった急性腰痛として治療が必要だったと判断しました。
痛みの中心部分はぼやけてしまっていましたが、自発痛はないものの、広範囲で出る運動痛、熱感に軽度の腫れなど急性期の腰痛としては典型的な症状でした。
急性腰痛の場合、初動での治療が非常に重要でいかに早い段階で適切な処置ができるかが重要です。
急性腰痛の場合、疼痛、熱感、腫脹といった炎症所見が見られますので炎症をいかに大きくせずに小さく済ませるかというところが予後の変化のポイントになってきます。
いつもと違う腰痛の場合、急性腰痛で少し処置が違う時がありますので、「あれ?変?なんか違う?」って思う時は鍼灸師などの治療家に相談してみてください。
また、当院へ受診歴のある方でしたら、カルテの症状と照らし合わせながら急な症状に対してアドバイスができることがあるかと思いますのでお気軽にご相談ください。
当院への受診歴のない方でも、受診歴のある方に比べれば正確性に少し欠けるかと思いますが、悪化させないようなアドバイスができる場合がございますので、専門家の意見を聞くという感じでお気軽にご連絡をいただければと思います。
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