聞診って・・・。
今回、説明するのは、聞診です。
“聞”と言う漢字が入っているので、耳で聞きながらの診断法と言う事になります。
聞診と言うのは、聞く診察と言うことで音と声調子を聞きます。
望診の時にも少し触れましたが、「いつもと違う?」ってくらいで変化を聞けばいいですが、“聞診”は、音・声の調子で体の変化を捉えていきます。
これからは少し専門的で難しくなるかもしれませんが、少しお付き合いください。
音の調子を五音に振り分け声の調子を五声に分けます。
五音は、角・徴・宮・商・羽に分けます。
五声は、呼・言・歌・哭・呻に分けます。
この音と声を体質の変化なのか体調の変化なのか、その都度、判断し治療で使うツボをどこにするかのヒントにしていきます。
聞診の中には、もう一つ臭いの変化を見ることも重要です。
これを五香と言います。
五香は、臊・焦・香・腥・腐に分けます。
臭いは、体調が悪い時にかなり強く感じることがあります。
病の重さを感じる為には、重要な項目です。
臨床の実際では、五香は殆ど漢字なっことが多いのですが、強く感じるとそれはしっかりと指摘すべき項目となり、診察をする上でとても役にたちます。
診察の中で聞診は、少し地味な感じですが、とても重要な診察です。
今回の聞診はとても馴染みがない物でしたが、次回は、問診を少し説明していきたいと思います。
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