不妊症
「体を温めれば、子どもができる。赤ちゃんを囲む素敵な笑顔を一緒につくりましょう」
体を温めて血流がよくなることが妊活をスタートする第一歩!
不妊症の原因は、冷え性だとよく言われますが、実際はストレスや生活の不摂生なども大きく係り、多岐に渡って原因が複雑に絡み合うことで妊娠に至らないケースがほとんどです。
冷え性のない体は、妊娠をする上でぜひ手に入れておきたい条件の一つです。
体は温かくない(冷たい)と妊娠しにくいのでしょうか?
残念ながら、体が温かくない(冷たい)と言う方は、妊娠しにくい要素を持っていると思います。
体が冷えているという事は、血行が悪いということにつながります。
血行が悪いと子宮、卵巣への血流が少なくなりますので子宮内膜の成長、卵胞の成長によくない事が考えられます。
また、排卵障害や生理不順の原因にもなりやすいとされています。
また、エストロゲンやプロゲステロンなど妊娠に不可欠な女性ホルモンの流れも悪くなります。
その結果、子宮内膜の成長も不完全となり、卵胞もしっかりと成長しないままに排卵と言うケースも出てきます。
そして、着床する受精卵にとって、子宮内膜はいわばベッドです。
普通に生活している大人でも、ベッドが冷たいと嫌ですよね?
受精卵も一緒です。温かくて柔らかいベッド(子宮内膜)でしたら、しっかりと定着し出産までその場に居たいと思ってくれるはずです。
体が冷たくなる原因は?
①代謝が低い。
②身体を冷やしてしまっている。
③ストレスで常に交感神経優位で生活をしている。
①代謝が低い
体が温かくないと感じる方の多くは、「体温が低い」と言われる方が多いです。
体温が低いという事は、基礎代謝が低いということにつながります。
30代女性の場合、基礎代謝量は1,150Kcal/日が平均的と言われます。
このカロリーを熱代謝だけと仮定して計算すると、体重50㎏の方が約1℃体温を上げ続けるのに必要なカロリー数となります。
基礎代謝だけでなく、運動をしたり食事を摂ったりするだけで、代謝量は上がるので実際は2,000Kcal/日くらいです。
先程と同様にこのカロリーを熱代謝だけと仮定して計算すると、体重50㎏の方が約1.6℃体温を上げ続けるのに必要なカロリーとなります。
基礎代謝が上がると体温を維持することができるようになって、体を温かく保つことができるようになります。
基礎代謝を上げる方法は、筋肉量を増やすことが一番いいですが、なかなか難しいですので基礎で考えるのではなく一日の代謝量を上げるということで、エスカレーターを使っていたところを1階分だけは階段に変えてみるや起床時にストレッチをしてから活動を始めるなど日常にプラスαで考えてみてください。
②身体を冷やしてしまっている
作られた熱をしっかりと留めておくために服装で肌を出さないように工夫したりすることで体温を維持することにプラスになります。
特に首と付くところはぜひ隠すように注意してもらいたいです。
なぜかというと手首や足首、また首部は、比較的浅いところに太目の動脈が通ていて外気温に当たると指先が冷えやすくなって、結果、静脈で心臓に血液が戻ってくる時に体の中を冷やしながら血液が戻って来るので体を冷やしてしまいやすくなります。
最近では、これとは逆で高熱が出た時に首と言うところを積極的に冷やして高熱を下げるということもあります。
また、お風呂の入り方でも冷やしてしまっている方も実はおられます。
ここの所は、「冷え性の方のお風呂の入り方」で詳しく書いておりますのでそちらをご参照いただけましたら幸いです。
③ストレスで交感神経優位で生活をしている
交感神経優位になると血管は収縮して、血圧が上がります。
本来、交感神経優位の場合は、運動をしていたりして代謝が多かったりする時ですが、ストレスなどがあるといわゆる自律神経失調症と言われるようなもので、交感神経、副交感神経が誤作動を起こしてしまします。
結果、安静時に副交感神経が活発に働かないといけない時に交感神経が働いて手足が冷たくなったり、夜中に覚醒状態が続いて寝れなくなったりします。
ストレスが大きいという事は、体を冷やしてしまうことにつながることがありますので、ストレスフリーな生活も体を冷たくしないために必要です。
女性ホルモンの安定は、冷え性の改善と同じくらい大切!
冷え性以外にホルモンバランスの不安定感も大きな原因になります。エストロゲン(卵胞ホルモン)は、卵胞を育てたり、子宮内膜の充実させたり、排卵を促進するのに非常に重要です。プロゲステロン(黄体ホルモン)は、生理周期を安定化させたり、子宮内膜を着床しやすい環境にしたりして妊娠継続を助けるのに重要です。
この2つのホルモンのバランスが崩れてしまうと卵胞の成長、着床、妊娠継続が難しくなってしまいます。
冷え性の改善とともにホルモンバランスを整えることも非常に重要です。
具体的には男性不妊症の所でも触れていますが基本的には同じです。
睡眠時間をしっかりと確保する。
規則正しい食生活を送る。
家まで仕事を持って帰らない。
休日は、パートナーと手をつないでお出かけをする。
性行為は、気持ちが高まったらいつでも。
「当たり前の①~③」と「何それの④~⑤」ですが、実は、④と⑤が一番大切です。
これまで、たくさんの不妊症に悩むカップルを診てきましたが、不妊治療を開始したカップルは、「排卵日だけ夫婦生活があります」や場合によっては、「『体外受精でしか子どもはできません』と言われたので、夫婦生活は、数カ月に1度くらいです」なんてカップルも思うよりもたくさんおられます。これでは、男性、女性ともに性ホルモンのバランスが乱れても仕方ありません。
④と⑤は、「カップルでしっかりとスキンシップを取ってください」と言うものですので、しっかりとパートナーとの愛情を深め合ってもらいたいです。
ちなみに、東洋医学的に掌にある【労宮】と言うツボは、『氣』を出すツボですので、「手をつなぐ」と言うことは、パートナーとの氣の交流をするにはとても良いツボです。
鍼灸治療で妊活を応援できること
当院では、お灸を使った治療で温かい体作りを本気で応援しております。
お灸は、本当に気持ちがよくリラックスしている間に温かいお体を手に入れることができる優れた治療道具です。
婦人科で「特に原因はない」と言われた方は、ぜひ公式LINEからお気軽にご連絡ください。
「私は、冷えているから、赤ちゃんがなかなか授からない」なんて悩んでいる方は、無料相談で泰楽のご予約を取ってもらって直接お話をさせてください。
何か、症状の改善につながるヒントがお話できると思います。
気持ちが少し変われば、赤ちゃんはきっとあなたの側にやってきます。
不妊治療を専門に扱っている婦人科で約8年、鍼灸室を任されていた技術と実績できっとあなたのお力になれると思っています。
コウノトリが一日も早くあなたに新しい命を授けるように、全力でサポートさせていただきます。
関連情報
治療実績⑥2人目妊活の患者様から良いお知らせをいただきました
治療期間の目安:約3か月(3回程度の排卵を目安)
治療ペースの目安:30代前半1回/週、30代後半2回/週、40代以上2回以上/週
※治療ペースの目安は、鍼灸のみでの治療の場合の大まかな目安です。すべての方が当てはまるものではありません。
※治療は、全身調整で行います。
※治療期間目安は、ご懐妊の確約ではありません。お体の変化が出始めるのに最低限必要な期間です。