妊娠中のMRI検査は、大丈夫?
妊婦さんのMRI検査は、大丈夫そう。
お酒を飲むのが好きな方は胎児への影響を心配して控えたり、たばこの煙を避けて生活したりと意外と窮屈な生活です。
お酒やたばこなどの趣味・趣向の場合は、たった10ヶ月の我慢(実際は、授乳中も我慢なので結構長い期間ですが)と割り切れば、何とか乗り越えられるように思うのです。
ですが、母体の命にかかわるような疾患でしたら、我慢だけというわけにはいきません。
妊婦さんが病気になっても、しっかりと治療をしなければいけませんので、新薬(西洋薬)の胎児への影響は、様々なものがわかっております。
近年では、確定診断に非常に有効なMRI検査がありますが、妊婦が検査を受けた際の胎児への影響は、わかっていませんでした。
先日、アメリカの方で「妊娠中のMRI検査の胎児期及び幼年期への影響」と言う題で論文が発表されたそうです。
妊娠初期にMRI検査を受けた子どもと受けなかった子どもとでは、健康被害への大きな影響はないとの結果だったようです。
だからと言って、簡単に「全く大丈夫ですよ」と言う事にはならないと思うのですが、少しは気持ちが楽になる結果ですね。
まだまだ、追加検証は必要なのでしょうが、今の段階では、「通常の検査は影響は少ないです」と言う事がいえるようになったのは、とても進歩したことではないでしょうか。